「質問ここから」
夜分遅くに失礼致します。
先日相談した退塾を申し出てきた生徒の件について報告したいことがあります。
それに先立って、その生徒の指導方法に関して次のことをご理解していただけたらと思います。
今年の5月より指導開始(開始時は数学については連立方程式)
出来の良い子でかつ先取りを好んでいたため、本人の了承を得てこちら主導の授業を展開する方針となった
本日の授業についても、当初は多角形の内角及び外角を学校の先取りとして行う予定でいて、
宿題もそれを身につける内容のものを用意しておりました。
しかし本人と相談して、明後日に実施される単元テスト(関数)の対策を行うこととしました。
そして授業後に少しだけ時間をもらって、話をしたところ、少しだけだとは思いますが本音を語ってくれました。
 
退塾を決めた理由としては…
・連日部活が忙しくて、塾の時間は眠たくて集中できない
・塾で私が提示する解法と学校の教師が提示するそれが異なるため混乱してしまう
だそうです。
前者についても十分に理解できることですが、私としては後者を言われて本当にショックでした。
要は学校の教師が提示する解法や説明を無視してもらえるほどのものを提供できていなかったわけです。
また、テストの結果のみでその子を判断してしまっていたのもよくなかったです。
ただ多少なりとも本音を語ってくれたことは嬉しかったです。
本当に私のことを受け付けることができないのであればそれはなかったと思いますし、
そもそも今日も塾に来なかったと思います。
また、親御さんは本当に子どもの意志に任せるといったご様子で、退塾手続きの関係もあって、
来月中は通塾してくれることになっています(ちなみに来月中旬過ぎに期末テストあり)。
ただこの1か月間をどのようにすればよいのかは本当に悩みどころです。
その子の退塾を阻止するために徹した指導をすることは可能かもしれません。
ですが、そこには私の本音(その子の持っている能力を引き出したい)が全く含まれていなくて、
むしろその子を欺く行為になってしまう気がしてしまいます。
今日も塾側が退塾阻止に使う常套手段の「難しい入試過去問を解かせて不安を煽る」ことはしませんでした。
むしろ
「君なら一人でもできると思う。でも、もう少しだけ一緒に頑張りたい。もちろんこの場で結論を出せなんては言わないけど、これが私の本音」
と伝えました。
その子の心にどれだけ響いたかは分かりません。
「まだ分かんない…」と言っていました。
何かアドバイスをいただけたら幸いです。
「質問ここまで」
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相当珍しい生徒だと思います。もちろん良い意味で。
しっかり理由を言って、退塾のその日まで通うというのは、
中々無いです。えらいですね。
個人塾の場合、顔を合わせる分余計に行きづらいものです、、、
この生徒は、退塾を取り消すことが出来る可能性があります。
ただ、ちょっと難度が高いですが。
理由に関して、
連日部活が忙しくて、塾の時間は眠たくて集中できない
→これは仕方ない。中学生皆これで悩んでいますね
塾で私が提示する解法と学校の教師が提示するそれが異なるため混乱してしまう

 

→基本的に学校のやり方を無視してやるというのは構わないのですが、その生徒にとっては

 

 

塾の先生の独自のやり方でやることが正しいのかどうかの判断がつかないケースはよくあります。
だからこれは雑談がてらでも良いのですが、事前にリサーチ(学校の先生とその子の距離感等です)が必要です。
自分で完全に信用させる力がある場合は別ですが、難度が高いです。
この一か月でやることは、「その子の気持ちを考える」ということだと思います。
どうしても講師側の立場だと、一緒に頑張りたいという気持ちが先行しがちです。
今の生徒の気持ちを代弁すると、「勉強は大切だとは思うけど、正直色々疲れる」
たぶん、学習の進捗状況もきっちりしている先生は、頼りがいはあるけれど、
疲れてしまう…。と思っているのかもしれません。
私は、よく30分ぐらい雑談するときにはしますよ。
むしろ1時間いくときもあります(笑)
だからやるときには、やるぜーってなるけど、だらけるときはだらける。
そろそろやっちゃう?みたいな。
生徒への講義には料金が含まれているので、当然話をせず淡々とやるのが
正道ではありますが、やる気をなくしたり、方向性を見失っては、元も子もないです。
ましてや中学生なら、学校での人間関係、家での環境について悩んでいるはずです。
余計に時間を使いすぎると、
学習の進捗状況に支障が出ますが、それで生徒の学校生活の事を聞き出せ、
退塾防止の意味もあるという事なんですね(´・ω・`)b
ですので、今のこの生徒に必要なのは、勉強ではない気がします。
もっと、先の見えない不安…それを解消してやることで活路が見えるかと。
子供と大人、思考は別物です。
大人は理論で考える。子供は感情で動く。
いつだって、子供は自分の気持ちをわかって欲しい。
今のこの生徒の感情を先生や塾ではなく、親にぶつけたのは、そういった諸々の感情を
入り混じった吐露なのかもしれません。
もう少し、リラックスして生徒の心をくすぐってやりましょう♪