私は、子供の頃はそんなに悪さをする子供ではなかったのですが、

たま~に怒られると、シュン(ノДT)って、なります。ゴメンナサイ。そんとき先生が「怒る方も嫌なんだからね!」と言ってたのを思い出します。

あれから10年以上も歳月が過ぎ、その立場になると、確かにそう思います。怒る時って、とてつもなく嫌~な気持ちが残ります。怒られるのより、数段嫌~な気持ちです。

ホントは、そんな事したくないって思いが強いんでしょうね。そもそも子供が好きでこの職業やっているわけですからね。凄く気持ちわかります。

ところで、この怒るってこと、最近出来ない先生が増えています。そして、今まで怒られた事のない先生も増えてきてます。

これをゆとり世代だから…なんていう先生もいますね。でもゆとりと仕事は関係ないんですよね。これ重要。

 

別にそういう風に生まれてきてしまったから、それを出来ないなんてことはないわけです。ちなみに、私自身がその際たる例だと思います。私は二男坊です。怒られることはあっても、長男のように、怒るという状況に今までなったことがないんです。それが災いしているのかもしれません。

だからといって、野ざらしにしては、その子の将来が可哀想です。

あなたがもし、怒れない教師であるのならば、絶対克服しなければならない壁です。実は、教師に必要な条件は、適切に「怒れる」ことでもあるのです。

ただ、怒るのは、凄い勇気がいることでもあります。そういうのは無視するっていうのはダメです。

一生ついてまわりますよ。

私自身も怒るのは超苦手分野ですが、仕方ないです。生徒のためならね。隣の教室まで聞こえる怒号で叱り飛ばします。

ちなみに怒る時は、計画的にやることが多いです。結構そういう先生も多いです。で、上手く怒るってどういう事か。

怒るのは、感情に身を任せて、なんで宿題をやってこないんだ!と怒ることではありません。

そういう風に叱る場合もありますけど、基本的に「なんで~、~出来ないんだ」系の叱り方は間違った叱り方である確率が圧倒的に高いです。

相手の状況に合わせて、叱るのが正しい叱り方です。色々あるんですが…今回はある私の上司だった叱り方を教えます。上手いなぁと思って、聞いていたんですが。

 

「生徒自身が悪かったと思わせる」叱り方です。


叱り方というより、今回のは、説得の仕方に近いです。

こういった形を応用していくのが基本です。

 

ここからはケースとして例を挙げていきます。

自分の担任のある生徒(A)がボールで遊んでいて、別の生徒(B)の顔にぶつけました。

生徒の鼻からは、ツッーと赤い血が。Bは逆上して、Aを殴りそれが原因で、頭をぶつけました。病院で検査を受け、何も異常はなかったとします。

しかし、Aの母親は、事情をAから聞き、A自身が親に上手く伝えられなかったとします。つまり、Aの母親は、誤解しているという状況。Aの母親は、ブチ切れ。BとBの母親を呼んで来いと、担任のあなたに直接言ってきたとします。

さて、あなたならどうします?

ここでの問題点は、Aは事の発端になった人物で、Bにも過失はあるものの、このままではBとBの母親が対面した時に、事実を知らされ、AはAの母親にとんでもなく叱られることになることが、予想されます。

まず、この場合での課題は、A自身が自分の都合の良いように、話しているはずなんで、そのAの生徒をこう説得します。

「お前のお母さんは、今回の事で凄く怒っている。お前のお母さんは、何に怒っているか。分かる?」

「お前のお母さんは、お前が完全なる被害者で、Bに一方的に頭をぶつけられたと思っている。でも、今回はお前がはしゃいで、ボールを相手の顔にぶつけたのが原因。それをお前のお母さんは知らずに、Bとその母親を呼び出そうとしている。つまり、その場で先生が事の事情を喋ったらどうなると思う?」

「お前のお母さんは、とんでもない恥をかくことになる。だって、そんな事情は知らないんだから。事情を知ったらBのお母さん目の前にして、お前のお母さん申し訳ありませんでしたって謝るんだよこれから先、お前のお母さんは、申し訳なさ一杯で、過ごすことになる。それでもいい?」

「お前のお母さん、知っているけど、本当は凄く良い人だよ。お前の事を心配しているからこそ、怒っているわけ。お前を守ろうとするために。そんなお母さんに、お前恥かかせるわけ?まだ、BとBのお母さんには、この事伝えてないから、自分できっちり話せば、事は大きくはならないんじゃない?とりあえず、お前はお前のお母さんに謝れ」

以上

その生徒は、ただ怒られて終わるという将来から、自分で自分の母親を傷つけるところだったというものを身に沁みて、自分はとんでもない事をしてしまったと気付けるはずです。

いかがでしたか?正しい叱り方を実例で説明してみました。

生徒(子供)は、伝えるのが下手です。それを、正しく導いてやれるのも、先生としての役割なのです。